恐らく誰もが一度は仕事を辞めたいと思った経験はあるのではないでしょうか。
特に辞めたいけれど責任感から辞められず苦しみ続けている方も多いかと思います。
そんな頑張り屋な方にこそ、何より自分自身の意思を尊重してほしいと考えております。
このまま辞めて良いのか迷う方向けに簡易的なチェックポイント5つをご紹介します。
一つの判断の目安としてですが、3つ以上当てはまる方は転職などを検討されることをおすすめします。
まず初めに、仕事を辞めたい一番の原因を今一度整理した上でチェックしていきましょう
チェックポイント5つ
1.仕事を辞めたいという気持ちや辞めたい原因について第三者に打ち明け、相談に乗ってもらったことがある
2.仕事を辞めたい原因を排除することは、自分の行動や第三者の働きかけなどでは困難である
3.今の仕事を続けていくことで今後の自身のキャリアにプラスにはならないと思う
4.寝ることができない、趣味も楽しめなくなったなど日常生活に影響が出ている
5.正直、辞めたいと言い出しにくいだけで今すぐ辞めたい
以下、各チェックポイントの補足となります。
1.仕事を辞めたいという気持ちや辞めたい原因について第三者に打ち明け、相談に乗ってもらったことがある
必ず行ってほしいことは第三者(出来れば複数)に打ち明けてみること。できればプロのカウンセラーなど利害関係が無く、客観的なアドバイスや意見をくれる方が良いです。他人に話すだけでも自分自身も気づかなかった問題点を発見できることも多くありますよ。
2.仕事を辞めたい原因を排除することは、自分の行動や働きかけなどでは困難である
もう既に仕事を辞めたい原因の排除や問題解決のための行動や働きかけ(必要ならば第三者を巻き込んでの働きかけ)を行っていた場合、変化があったか否か。
例えば、ワンマン社長(反対意見を発することが全く聞き入れない)から日々指導という建前で人格を否定されるような暴言を吐かれており、どうすることも出来ない場合などは上記チェック項目に該当する。
3.今の仕事を続けていくことで今後の自身のキャリアにプラスにはならないと思う
例えば、今後経理のスペシャリストになっていきたいと考えているのにも関わらず、経理担当とは名ばかりで実態はごく簡単なデータ入力や備品補充などの仕事しかさせてもらえない職場で働き続けていても経験を積んでいくことは不可能です。
4.寝ることができない、趣味も楽しめなくなったなど日常生活に影響が出ている
日常生活に影響が出ている場合は危険信号です。有給休暇を取得するなどし、出来るだけカラダや心を休めたり、あるいは医療機関に受診することも検討してください。もし医療機関に行くことに抵抗がある方はまずはプロのカウンセリングを受けてみることもお勧めです。
5.正直、辞めたいと言い出しにくいだけで今すぐ辞めたい
しがらみや責任感から辞めると言い出せないだけで、辞められるならすぐにでも辞めたいという方。自分の本当の意思は「辞められるなら辞めたい」ではないでしょうか。周囲を気遣う気持ちは素敵ですが、自分の心の声を聴いてあげられるのは自分だけ。どうか自分を大切にしてあげてくださいね。
おわりに
皆さんはいくつチェックがつきましたか。このチェックポイントはあくまでも判断のちょっとした目安なのですが、一番にお伝えしたいことは「自分自身の意思をしっかり聞いてあげてほしい」ということに尽きます。
辞めたいと感じたときだけでなく、常に自分はどうしたいのか、今何をすべきなのかを問い続けていくことが生きていくことなのだと思います。少しもやっとしたことも見逃さずに他人に優しくするように自分自身も労わってあげてください。
皆さんが少しでも心地よく働いていけることを願っております。